2020年1月26日の第62回グラミー賞において
アメリカ合衆国のシンガーソングライター、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)さんが
・最優秀アルバム賞
・最優秀レコード賞
・最優秀楽曲賞
・最優秀新人賞
・最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞
の5部門に輝きました。
まずはおめでとうございます(^^)/
本記事では彼女についてよく知らない方に向けて何者なのかについてと、
グラミー賞とは一体何なのかについて簡単にお話させていただきます。
グラミー賞ってなに?
Photo: grammy.com
グラミー賞とはアメリカの音楽界で優れた作品を称える賞となっており、
その業界に振興と支援を目的としています。(Wikipedeia参照)
音楽業界の中、世界で一番権威があるのはアメリカであり
その中でもグラミー賞はトップの授賞式。
つまりこの賞を受賞することはアーティストにとって最も権威のある賞という事になります。
日本にもレコード大賞やゴールドディスク大賞など色々ありますが
音楽市場トップのアメリカで行われる賞とはあまり比べる物ではありません。
簡潔に言うと世界で一番凄い音楽賞です。
実は日本人もグラミー賞を受賞した経歴があります。
過去に11人の方が受賞しており、坂本龍一さんや松本孝弘さんなどは知っている方も多いのではないでしょうか?
注目するべきグラミー賞を独占
グラミー賞と言っても一つの賞ではなくいくつかカテゴリーに分けられています。
その中で皆が注目するのは
・最優秀アルバム賞
・最優秀レコード賞
・最優秀楽曲賞
・最優秀新人賞
の4つです。
つまり、今回5冠を達成したビリー・アイリッシュさんはこれら全てを手にしたことになります。
皆が注目する4部門を1人のアーティストが取るのはかなりヤバい結果です。
ちなみに女性アーティストで4部門独占したのは初めてだそう。
他にも詳しく知りたい方はビルボードジャパンの記事をお読みください。
ビリー・アイリッシュって何者?
ビリー・アイリッシュ( Photo by Scott Dudelson/Getty Images)

凄い賞を受賞したのは分かったけど
そもそもビリーさんが何者か分からない・・・
そう思いの方も多いですよね。
彼女を一言で表すと表現力に長けた才能あふれるアーティストってところでしょうか。
ビリーの生い立ち、デビューキッカケ
ビリーは2001年生まれの18歳。
彼女はバンドマンの兄を追うように11歳の頃から作曲に手をかけていた努力家でもあります。
元々は兄が自身のバンドの為に書いた曲をビリーが歌い、サウンドクラウドという音楽サイトにアップしたのがきっかけですね。
以下Wikipedeia抜粋
2016年にデビュー・シングル「Ocean Eyes」を音声ファイル共有サービスサウンドクラウドでリリースし、後に口コミで話題となった。 そして、レコード・レーベルのダーク・ルームとインタースコープ・レコードの目に止まり、その後「Ocean Eyes」を再リリースする。
2017年8月11日にEP「Don’t Smile at Me」をリリース。EPがアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアでトップ15を果たし、シングル「Bellyache」もリリースされる。EPの商業的成功に次ぎ、2017年の9月にはApple Musicの「Up Next」と呼ばれる新人アーティストの支援プログラムに選ばれた[3]。
これだけでもどれだけ凄い人なのか分かりますよね。
何かを表現したかった思いが爆発
こちらの動画ではビリーの人生に彩やインスピレーションを与えた曲をリストアップして紹介しています。
普通の10代は不安や不満があっても上手く声に出せなかったりどういう態度で生きればいいか分からず悲しみに暮れる人が多いですよね。
当然そんな悩み、不安をビリーも抱えており「ずっとモヤモヤしていたんだ」
と以前NHKの音楽番組で語っていました。
幸いにもビリーには音楽という発信方法があったので感じた怒りや不満を上手く表現できたのだと思います。
そう考えるとやっぱり音楽って感情表現の場として最高ですよね。
若い世代の人たち(特に10代)には音楽を聴くだけじゃなく、もっと楽器や作詞に取り組んでみて欲しいなと思います。
もちろん音楽だけじゃなくて絵を描いたり本を読むことでも自分に対する理解が深まり感情のコントロールが出来るようになりますね。
ビリーの音楽の魅力って?
ビリーの音楽、いやビリーのボーカルと言った方が伝わりやすいですね。
彼女の魅力の一つとしてウィスパーボイスが挙げられます。
※ウィスパーボイスとは囁き声、もしくは息が漏れるような声のことを指します。
こちらはグラミー賞の年間最優秀楽曲に選ばれた「bad guy」です。
曲の盛り上がりを意識することなく終始ウィスパーボイスで歌われており、
バックでなっているキック音(ボンボンという音)の重たさと対になっていて非常にぞくぞくしますね。
歌詞に言葉を失う
ビリー自信が年齢でものを言われるのが好きじゃないらしいので強くは言えませんが
それでも10代でこれだけの深い歌詞を書けるのは感受性が豊かだという証拠です。
歌詞の和訳はそれぞれサイトによって少し変わってくるのでこちらでは書きませんが
気になった方は好きな曲の和訳を見てみてください。
僕も高校生の頃から歌詞を作ったりしていましたが彼女の詞とは比べものになりません。笑
それほど大きな事を歌っているのです。
アメリカで成功するアーティストのほとんどは身近な恋の歌じゃなく、
政治的な事だったり壮大な愛、世界平和について歌う人が多い印象です。
彼女ももちろん、その世界にどんどん足を踏み入れていくことでしょう。
ビリーを見習う人が増えていくことを願う
実際ビリーは環境問題にも深刻に考えています。
環境問題について考える期間は誰にでも与えられていますがそれを行動に移し、
自分の権威性を活かして皆に呼びかけようとは中々出来ないものです。
こういった活動を行えるという事は心の底から思っている事であり、心の底から平和を願っている証拠です。
そんな彼女の歌詞や曲に人々の心は突き動かされているのでしょう。
以上が彼女の大まかな魅力ですが本記事を読んで気になってくれたら万々歳です。
グラミー賞受賞に対する周りの反応
Twitterではファンの方、そうでない方から様々な意見が飛び交っていました。
She deserves it. She and her brother written, produced, and performed. Not the marketing machine. She’s the best most genuine thing to hit the scene in ages. Really glad she won.
— NoMaiden (@no_maiden) January 27, 2020
Google翻訳:彼女はそれに値する。彼女と彼女の兄弟は、執筆、制作、演奏を行いました。マーケティングマシンではありません。彼女はこの年齢でシーンを打つ最高のアーティストです。彼女が勝ったことを本当に嬉しく思います。
Google翻訳:ビリー・アイリッシュの歌を聞いたことはないと思う
Billie Eilish、グラミー賞主要4部門を含む最多5部門受賞おめでとう!!!
最年少にしてこれは凄い記録!!#BillieEilish #GRAMMYs pic.twitter.com/DmH1KIZTlP— やわもち (@msrmve) January 27, 2020
Billie Eilishスゲェな( ゚Д゚)#GRAMMYs#BillieEilish
— 『ラコトラ』 (@Syun_skyworker) January 27, 2020
日本でも海外でも基本的には喜ばれていますが海外のツイートでは母数が多いためか
ビリーの受賞に不満の声が割と目立っており意外でした。
(翻訳頼りなので批判的ではない場合、誤解を招いてしまうため記事には載せておりません。)
どちらにせよ5冠達成の事実は揺るぎないので褒め称えるべきでしょう。
まとめ:ビリーアイリッシュはグラミー賞を受賞するのに相応しいアーティスト
僕自身もまだまだ彼女について知らないことはあります。
しかし今回こうやって記事を書いていくうちにビリーの楽曲のみならず彼女の生き方そのものに感銘を受けています。
改めてグラミー賞の受賞おめでとうございます。
これからも素晴らしい作品を作り続けていってくれることを願います(^^)/